生産過程のご紹介
きのこの栽培に雑菌は禁物です。厳重な衛生管理のもとで愛情をかけて美味しいぶなしめじを生産しています。
生産過程1 窯入れ
ミキサーにおがくず・国産米ぬか・ふすまなどを配合した培地をビ ンの中に詰め、中心に穴が開くようにプレスをし、ビンの中の水分 量が変わらないようにキャップを閉めます。
栽培で使われるコンテナ・ビン・キャップごと高圧窯に入れ100℃ 前後の温度で約6時間殺菌します。
生産過程2 接種
ぶなしめじは雑菌に弱く、機械にアルコール消毒や、熱殺菌をして ほぼ無菌状態の部屋で菌を植えていきます。
生産過程3 培養
栽培において、一番月日がかかる重要な工程です。ここではビン 全体に菌糸が回るように、温度・湿度を一定に保ち約3か月間寝か せる作業です。
▲このように黒い状態から菌糸が回り白くなっていくのが分かります。
生産過程4 菌掻き
培養が終わりキャップを外した状態です。
中心を残して外側を削り、生育時に乾燥しないように水をかけます。
この作業で、芽だしが均一になり見た目もよくなります。
生産過程5 芽出し・収穫
湿度約15度、湿度90%以上の部屋入れ、菌掻き後約10日で小さ い芽が発生し色や形がだんだん整ってきています。
ある程度伸びてきたら光を当て太らせます。菌掻き後約3週間で収 穫可能になります。
生産過程6 収穫・包装
菌傘に丸みが残っている状態で株ごとに収穫します。
収穫したしめじを新鮮なうちに、株・カットしめじに処理をして包 装し発送します。
約四か月間細かく管理されたぶなしめじです。
生産過程7 掻き出し
収穫後のビンを機械にかけ、中の培地を掻き出してすべての工程は 終了です。
機械にかけた後はこのようにきれいになります。最後にヒビがない かチェックをして、最初の工程の窯入れで再利用します。